このブログを始めるにあたって〜サイクルロードレースを知るまで〜

私がサイクルロードレースを知るきっかけとなったのは、インターネットから伝わる熱いメッセージだった。

山口県下関市から発信しているインターネットラジオくりらじ」。ひょんなことから局長のBJをはじめとするパーソナリティの作り出す世界を知ることとなる。

彼らから「下関マニア」の称号をもらうほどただの観光客の域を超えて下関を歩いていた私としては、下関に足を運び彼らのアジト(スタジオ)へ行くのは難しいことではなかった。ある年の冬、そこで「くりらじ」の世界を知ってしまうことになるのだ。

そんな「くりらじ」がその春に新番組として始めた番組に「サイクリングポッドキャスト」があった。最初はBJは自転車が好きなのか、とただ聞いているだけだった。

ある日、ジロ・デ・イタリア特集を組むというので連日1時間以上のプログラム、しかも聞く側ならまだしもしゃべる側までがぐだぐだになりながら全ステージの解説を届けてくれた。

そのあたりから自転車に興味を持ちだし、パーソナリティのdekoさんの店を訪ねに福岡県直方市へ足を運んだりもした。

そんな下地の上に、ふと高校の同級生が自転車屋さんだということを思い出し、東上野の「横尾双輪館」まで彼を訪ねたところ・・・

その店が私の知らないところで有名な店だということを知ったのだ。

これは何かの縁かも知れない。。。

そして秋には宇都宮で「ジャパンカップサイクルロードレース」が開催されることを知る。

正直誰が出場するかわからない、でもレースの雰囲気を味わうことが出来る。下関にいるくりらじスタッフには気軽に足を運べないところであっても、東京在住の私にとって宇都宮は気軽に出かけられる場所なのだ。

行きたくても行けない人がいるのに、行こうと思えば行ける人が行かないのはもったいない!!

でも、その前にサイクルロードレースの予習がしたい・・・

ということで、ジャパンカップが開催される月の初めに兵庫県明石市で開催された国民体育大会のロードレースを観戦しに行ってしまったのだ。

初めてのしかもひとりでのロードレース観戦。何がなんだかよくわからない・・・おまけに雨が降ったりやんだり・・・

そんなレース観戦をサポートしてくれたのがスピーカーから聞こえるMCの声。

コースの状況、レースの状況から基礎知識までを教えてくれたのがとっても参考になりました。

そのMCが「DJがらぱ」さんであったことは後日知ったのでした。そして、そのレースの勝者「井上和郎」選手の事を知ったのも・・・

このあたりから六本木ヒルズで開催された「激走!朝までツール・ド・フランス」を観に行ったりして少しずつ実際に足を動かすようになり、初レースの翌年にチームミヤタの解散にあたりファンの有志によって開催されたイベントに参加する機会を得てレースを一緒に観戦する知り合いの輪を持つこととなったのです。

そして2008シーズンは実業団Jツアー12戦のうち気がつけば8戦に足を運んでいました。

第1戦の東日本実業団では上位に入賞した選手の名前すら知らなかったのに、シーズンが終了する頃にはすっかり「いつもレース観戦に来る人」になっていたようです(笑

実際に2008年のシーズン後に京都で開催されたサイクリングイベントに唯一レンタサイクルで、しかもママチャリで参戦する無謀なことをしている自分がいたのには自分でもびっくりでした。

こうしてかなり一般的ではない方法でサイクルロードレースを知り、レース観戦を楽しむようになってしまった私がちょっと変わったものの見方でサイクルロードレースを楽しもうとこのブログを開設しました。

ここに出てくる話題は「私見120%」を目指しています。ということは一般的な内容ではない可能性が高いということで・・・これを読んであれこれ批判はあっても生あたたかい視線で接していただければ幸いです。

載せたい本編はいくつかあるのに、プロローグを仕上げてからと思っているうちに時間だけが流れてしまっていたので、しばらくは短いペースで話題をアップしそうですが、基本はロードレース観戦記ですから、それなりの更新ペースになりますので、気長にお付き合いください。

こんなだらだらとした文章を最後までお読みいただきありがとうございました。