全日本実業団サイクルロードレースinみやだ(2日め・クリテリウム)

みやだ2日めはペンションの朝ごはんからスタートです。

選手たちが車を止める駐車場からは十分徒歩圏内です。

クリテリウム会場は通称「りんご団地」の中がコースとなっていて、コースのいたる所にたわわに実ったリンゴを見ることができました。もちろん中に入って採るのは禁止です!!

いきなり会場に向かったところ、ちょうどERクラスのレースが始まるところでした。
今回のクリテリウムはポイントレースになっていて、途中の周回ポイントとゴールポイントの合計で優勝者が決まります。ということは、レースを1位で駆け抜けても優勝できない可能性もあるのです。

そういう意味ではレース中もそれなりに位置取りなどを気にしないといけないんです。

ERクラスは途中周回できっちりポイントを稼いでいたTeam Comradeの大鹿裕一選手が優勝しました。

(レース後、もう着替えて帰ろうとしていた大鹿選手をキャッチ。実業団ERランキングでは3位なんです。)

2レースめはTR&BR−1の1組のレース。
このレースは序盤からマトリックスパワータグ・コラテックの辻貴光選手とダイハツ・ボンシャンス飯田の才田直人選手が大逃げを決めてしまいました。

その結果、多くの選手が足切りされ、最後は2選手が認定ラップとなりレースは終了。最終完走者が13名ととっても過酷なレースとなりました。

1組の結果は、1位にダイハツ・ボンシャンス飯田の才田直人選手、2位にマトリックスパワータグ・コラテックの辻貴光選手、3位にスワコレーシングチームの山本聖吾選手が入りました。

レース終了後にはクラブチームの選手のほのぼのとした光景も見られました。
戦うおとうちゃんの姿はきっとお子さんも見ていると思いますよ。

さて、レースはTR&BR−1の2組に移ります。
このレースは2010シーズンの選考レースとなっているため、選手やチームの来期の活躍の場がかかっていることもあり、選手やチームによっては最後の1レースに重みがありました。

そんな中、スタート前にちょっとしたアクシデントがあり、コンパクトデジカメが水没。以後、ケイタイカメラでの撮影を余儀なくされることとなりました・・・

(2組のスタート直前、この写真がコンパクトデジカメでの最後の1コマとなりました・・・)

2組は大逃げする選手が出ず、集団でレースが進んでいき、力のなくなった選手が脱落していくサバイバルレースとなりました。


もちろん遅れた選手は足切りの対象となり、ひとり、またひとりとレースを降りていきました。

2組は認定ラップがなく、残り4周回、3周回でも選手が足切りでストップされてしまいました。
残り3周回で足切りされたのはMASSA−FOCUS−OUTDOOR PRODUCTSの竹浪芳晃選手。正直悔しいと思いますよ。残り5周回を切って足切りされた選手はとくに観戦していた私も心が痛かったです。

2組では周回ポイントを確実に取ってきたダイハツ・ボンシャンス飯田の奈良基選手が優勝。エルドラードの海藤稜馬選手が2位、GRUPPO AQUA TAMAの管洋介選手が3位となりました。

前日のヒルクライムのポイントも含めた上位3名(2組の選手のみ)ではたかだフレンドレーシングの若松達人選手がランクインし、奈良選手以外はBR−1の選手となりました。

2組の途中から雨が降り出し、しかも本降りの雨となりレース中にコンディションが変わってしまった中、1組より多い19名の選手が完走を果たしました。これでも参加選手の半分以下でした。

これで、みやだのレースはすべて終了し、2010シーズンへ向けてシーズンオフの動きが活発になるのでしょうか。2010シーズンがどのようになるのか現状ではまだわかりませんが、みやだでの選手たちの熱い走りが無駄になることだけはないようにと願うばかりです。

日を改めてみやだのレースに参加した選手を紹介できればと思っています。