みやだの戦士たち〜外勢健一朗選手〜

みやだ初日のヒルクライムレースで優勝したダイハツ・ボンシャンス飯田の外勢(とせ)健一朗選手。

リストで名前は見たことがあったのですが、実際に彼を意識してレースを見るのは今回が初めてでした。Jサイクルツアーの飯田でも健闘していたのですが、私がレース観戦をさぼっていて・・・

ということもあり、表彰式会場で受付を済ませた外勢選手に気がつかず、観戦仲間に教えてもらいお話しを聞かせてもらいました。

ダイハツ・ボンシャンス飯田の選手は本拠地の飯田まで自転車に乗って帰ることから、表彰式には参加しないと聞いていたのですが、海外遠征の多いボンシャンスの選手らしくフランスのスタイルにならって優勝した選手は表彰式に参加するのだそうです。

やっぱり、優勝者がいないと表彰式に華がないですよね。

2日めのクリテリウムでは先頭のふたりにチームメイトの才田選手が入り、外勢選手は追走集団に入りました。先頭とのタイム差がじわじわ開きそれを縮めるためと思われるアタックを外勢選手がかけるのですがうまく決まらずに、それを何度か繰り返すうちに集団から遅れてしまったのです。
最後は先頭を行く2選手にラップされたものの完走を果たしました。

1日めの夜にヒルクライムレースでゴールしたシーンをプリントしていて、クリテリウム会場へ持っていっていたので、クリテリウムだけ観戦に来ていた外勢選手のご両親にお渡しすることができました。
外勢選手のお父さまはクラブチームの監督をされていて、今シーズンはチーム員のプッシュをしている姿を何度か見かけましたが、さすがに息子さんは別格のようです。外勢選手が走っている姿をどんどんカメラにおさめる表情は真剣そのものでした。

今回はチームのTR残留のために参加した外勢選手。彼の活躍もあってチームは残留が決定的になりました。
来シーズンの活躍を期待したい選手がまたひとり増えました。